第7回研究会
平成17年11月26日、東京ドイツ文化センター(港区赤坂・東京ドイツ文化会館内)において、55名の参加の下に第7回研究会を開催しました。2005〜2006年は「日本におけるドイツ年」で、ドイツ文化を紹介する各種行事が全国各地で多数開催されています。本研究会もその一環として開催し、ドイツ文学の精髄『ファウスト』のテクスト的変遷に関する特別講演、また、ドイツの図書館情報サービス職員の養成に関する特別講演を行いました。また、会員による6件の一般研究発表も行われました。終了後の懇親会には、特別講演講師の都築先生、シュミット氏、同文化センター図書館長のボイエー氏も参加され、同会館内のレストランのドイツ料理、ワインを楽しみながらの和やかな歓談が続きました。
当日の参加者に配布した発表要旨「第7回研究会発表資料」には若干の残部がありますので、希望される方は事務局にお申し込み下さい。発送時に請求書(500円+送料)を同封します。
【 特 別 講 演 】
1. 『ファウスト』改作の歴史―マーローからゲーテへ―
都築正巳氏(筑波大学大学院・教授)
2. ドイツの情報学分野における資格付与プログラム
−ケルン大学図書館情報センターの役割とサービス
ロナルド・シュミット氏(Hochschulbibliothekszentrum)
日本語通訳: 吉次基宣氏(東京ドイツ文化センター)
【 一 般 研 究 発 表 】
1. 大学院サテライト・キャンパスの条件整備にかかわる考察
渡辺暢恵、武市佳奈、山内美千絵、渋谷瑞穂、柄沢悦子、波多野和彦
(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
2. 特許文献からの知識抽出手法の研究−ビジネスモデル特許を例として−
横山登 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
3. Web教材評価指標の開発
角田裕之、小野寺夏生、波多野和彦
(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
4. 薬剤の催奇形性および出産への影響に関する臨床論文の集積
山崎静香(慶應義塾大学病院薬剤部)
小野寺夏生、岩澤まり子(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
5. 生物同定ツールに関する情報を提供するためのインデクシングについて
林洋平 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
6. 階層的自律システム論から見た図書館の倫理
−基礎情報学的アプローチ
竹之内禎 (東京大学情報学環)