第18回研究会を開催
2016年11月26日(土),東邦大学大森キャンパスにおいて,合計23名(正会員18名,学生会員1名,非会員3名,非会員学生1名)の参加者のもとに,第18回研究会を開催しました.
すべての発表が終了した後,聴衆による投票を実施した結果,児玉閲氏による「分野間引用関係分析のための引用数規格化」が最優秀発表賞に選ばれました.
当日の参加者に配布した発表要旨『第18回研究会発表資料』には若干の残部がございますので,ご希望される方は事務局にご連絡ください.請求書(500円+送料180円)を同封して郵送いたします.
■ 研究会開催概要
日時:2016年11月26日(土)13:00〜15:30
会場:東邦大学 医学部 第4講義室(大森キャンパス)
【 会員による一般発表 】
最優秀発表賞を受賞した児玉閲さんにインタビューをいたしました。受賞の声をお聞きください。
Q1. 受賞の感想をお聞かせ下さい
そもそも私は今回の研究会の運営担当だったのですが,演題が少なかったことから,急遽,発表する側に回ることになりました。そんな中で最優秀発表賞をいただけたとことは,たいへん光栄です。ただ本来,発表するはずではなかった者だけに,申し訳ない気もしております。
Q2. 研究テーマの選定理由を教えてください
現在取り組んでいる研究は,「分野間引用の経年推移」です。単純に分野間の引用関係をみると,分野ごとの引用傾向の差異が影響してしまうため,分野間引用の規格化をいくつか試しました。そこでこの発表では,規格化の部分をハイライトして発表し,みなさんにご意見を伺うつもりでした。
Q3. 発表の準備などで苦労した点や工夫した点を教えてください
発表が急に決まったので,準備の時間をあまりとれなかったことに一番苦労しました。引用を使った研究は,分析の前提となるデータや集計方法の説明が複雑且つ長くなるので,発表では,それをいかに分かりやすくまとめるか,頭を悩ませました。終わった後,正直,不十分だったと反省しています。
Q4. 受賞を受けて、周囲の方々の反応はいかがでしたか
特筆するような反応は残念ながらとくにありませんでした。むしろ,賞をいただけたということで,否定されるような内容ではないことを確認できたので,今後の研究の励みになりました。
Q5. 今後の目標などありましたらば、教えてください
今回の引用数規格化を含めた「分野間引用の経年推移」に関する論文を早く仕上げたいというのが一番の目標です。投稿先はまだ決めておりませんが,今回,賞をいただけたので,「情報メディア研究」も有力候補として検討したいと思っています。