情報メディア学会: Japanese Society for Information and Media Studies
更新日[2007.2.4]

お問合せ サイトマップ 更新履歴
学会ホーム > 研究大会報告 > 第1回研究大会

第1回研究大会、盛会裡に終了

 去る5月11日、日本科学未来館(東京都中央区青海)において、本会として最初の研究大会を開催しました。基調テーマとした「e-Learningの現状と将来、その情報メディア研究との関わり」が注目されたこともあってか、参加者数は132名にのぼり、本学会としてこれまで最大規模の催しとなりました。
 午前10時に、A会場での坂元会長の挨拶で大会は始まり、引き続いて清水康敬氏(国立教育政策研究所教育研究情報センター長)による基調講演「e-Learningの展望と研究」が行われ、e-Learningとは何かについて参加者の理解を深めるお話がありました。午後からは総会の後、伊藤洋一氏(住信基礎研究所)ほか3人のパネリストによるシンポジウム「"e-Learning"への取り組みと情報メディア」があり、フロアも交えて活発な討論が行われました。
 一方B会場では、7機関が参加したe-Learning関係の展示・デモ、及び会員による8件のポスター研究発表があり、A会場の休憩時間とシンポジウム終了後を中心に、多くの参加者が見学・討論する姿が見られました。
 終了後、お台場の夜景が美しい部屋で懇親会が行われ、最優秀ポスター発表(参加者の投票による)の中島透氏に会長賞が贈られました。
 このように多彩な催しがあり、好評のうちに終了することができたと思います。

■催し物の概要

□A会場
・会長挨拶 坂元昂氏(本会会長) ・基調講演「e-Learning の展望と研究」
      清水康敬氏(国立教育政策研究所教育研究情報センター長)

・シンポジウム「"e-Learning"への取り組みと情報メディア」
  (1) 「IT経由の経済活動の現状と課題:e-Learning の視点から」
     伊藤洋一氏(住信基礎研究所)
  (2) 「大学における"e-Learning"への取り組み」 
     真邉一近氏(日本大学大学院総合社会情報研究科教授)
  (3) 「学校現場と教育産業の連携による“e-Learning”の取り組み」 
     明田英治氏(ベネッセコーポレーション小中学校事業部所属長)
  (4) 「子どもたちの新しいメディア学習:子ども模擬投票の試み」
     増田和子氏(図書館情報大学大学院)
  (5) 全体討論

□B会場
・e-Learningに関するシステム、製品の展示、デモ
  (1) イー・ステージ株式会社
  (2) NTTラーニングシステムズ株式会社
  (3) 科学技術振興事業団
  (4) クワンティ株式会社
  (5) 日立公共システムサービス株式会社
  (6) 株式会社日立製作所
  (7) 富士通株式会社

・ポスターによる研究発表
  (1) 大学図書館における学術文献の供給可能率に関する研究
    気谷陽子(図書館情報大学情報メディア研究科)
  (2) 図書館サービスの満足度と新サービスの検討
    作野誠(愛知学院大学教務課、名古屋市立大学経済学部研究員)
  (3) 大学図書館利用者用PCの利用規定及び各種設定の事例研究
    田中均(桜美林大学図書館)、志村尚夫(十文字学園女子大学)
  (4) 医学分野の学術雑誌の評価 −Brandon/HillListを用いて−
    野坂美恵子(東京医科大学図書館)
  (5) ej-パレット
    渋谷瑞穂、岩澤まり子(図書館情報大学)
  (6) ウェボメトリクス 〜方法論とツールの実装〜
    天野晃(図書館情報大学)
  (7) 大学院サテライト教室に求められる機能要件作成の試み
    中島透、北川正路、浦野はるみ、田村英彰(図書館情報大学大学院)
    波多野和彦(メディア教育開発センター)
  (8) 医学生物学分野におけるデータベース索引の非類似性について
    〜黄色ブドウ球菌に対する抗菌物質についての研究を例として〜
    中西陽子、岩澤まりこ(図書館情報大学情報メディア研究科)